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全ての源である主神オンは、ただ一人存在する孤独からエドネを創造した。
主神オンはロハン大陸を創造し、その全てをエドネに与えた。
女神エドネは与えられたその大地に5人の神を産み落とし、母神となった。
彼女が産んだ5人の子供たちは多くの命と秩序を生み出し、大陸には命が満ちていった。
子供達の手によって生み出された5つの種族、その生命によって反映していく大陸をエドネは深く愛した。
エドネの意思を受けたアルピアの大樹は、その意思を実行する存在として精霊を生み出した。
エドネはその精霊に『メル』と名付け、大陸の繁栄と調和を手助けするよう命じた。
デル・ラゴス建国より232年、全ての源である主神オンが消滅し流星となって大陸に降り注いだ。
その光景を目にしたメルたちは、エドネの指示を仰ぐべくアルベロンに終結した。
アルベロンは、ロハン大陸とアルピアを繋ぐ道の一つになっているのだ。
メル達はエドネに会う為にアルピアに帰還することを求めたが、アルベロンの管理者であるポポ族は「帰還許可が下りていない」とその申し出を却下する。
そして彼らによって伝えられたエドネの新たな意志は、メル達を大きく混乱させた。
「‘ロハンの全てを破壊すること’それがエドネ様から伝えられた新たな意志だ」
ポポ族から伝えられたエドネの言葉はかつてメル達に与えられた使命とは正反対のものだった。
「ロハンの繁栄と調和の為に尽力なさい」
「全ての被造物を破壊し、ロハンを滅ぼしなさい」
どちらの意思を尊重すればいいのか。
ふたつの相反する意思に選択を迫られたメル達は、個々が選択した意思を受けその姿を変えた。
平和と繁栄の意思を選択したメルは自分達を『ルミール』と呼び、光を纏う美しい姿へと破壊と混沌の意思を選択したメルは自分達を『ノワール』と呼び、闇を纏う妖艶な姿へとその身体を成長させ、争うようになったのだ。