:統合前のニックネーム |
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R.O.H.A.N大陸案内ガイド |
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ミリー☆彡
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14.06.01 |
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17556 |
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“アルマナ荘園”
国王の命は下った。
「セリア聖騎士隊は現地に赴き、エルフ住民の救出をせよ」
「はっ」
デル・ラゴス王国の重厚な石材建築である首都アインホルンを出発した騎士達は進路を南に取った。
指揮を執るのは純白の鎧を纏い、黒毛の武装した馬に跨った女隊長。
古くからの同盟国であるヴィア・マレアのエルフ達はこよなく美を愛する種族である為、無骨な男よりも女の方が好ましいと国王は考えたのかもしれない。
途中、尽きぬ悲しみ付近でヴェーナ総司令官ベラルミノの命により派遣されたエルフ救助隊と合流した後、アルマナ荘園へと向かった。
一行が敷地内に入ると草花は踏み潰され、至る所の支柱が倒れて、建物が半壊していた。
「生存者の確認を急げ」
騎士達は指揮官の号令で各小隊に分かれ、散り散りに荘園内の探索にあたった。
“ぐはっ”
北側を担当していた数名の騎士が火傷のような負傷をして倒れた。
そこに立っていたのは真紅のドレスとヴェールに身を包み、杖を持った緑色の肌をした生き物であった。
ひとりが救出隊を見つけると我も我もと次から次へとその化物は襲い掛かってきた。
「これはどういうことだ。襲撃して来たのはオークということだったが。これは魔法?」
女隊長は予想外の敵にたじろんだ。
「ここは私達がお守りします」
ヴェーナ魔法隊の振られる剣先が味方を捉えると、周囲には見えない防御壁が張り巡らされた。
「しかし、この化物どもは何処から現れたというのだ?」
「これは化物ではありません。恐らく何者かに操られ、変貌を遂げた元はアルマナの住民達です」
「何だと!」
「あ、あれを」
魔法隊の指揮官が指差した先にはマントを被り、矛を持った巨大なものがいた。
「あのものが操っているというのか」
「あれは人の精神を自在に操ると言われている偽りの神、ロハに違いありません。あのものを何とかすれば恐らくは正気を取り戻すことでしょう」
「しかし、絶壁を超えたあの距離では我々には手の出しようがない」
「私達が何とかしてみます。ですが、ロハに近づく前に気付かれてしまいますと・・・」
「分かった。陽動だな」
騎士団隊長は魔法隊に守られた部下達に命令を下すと、自らも先陣を切って突進し、次から次へと疾風の如く、目にも見えない太刀筋で怪物となってしまった相手に応戦した。
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こんな物語の舞台となったかもしれない場所。
石像を背景に平和な一時≠・・・
【参考】
運命の分かれ道(R.O.H.A.N小説 第11章)
信念と命の狭間で(Quest)
※物語は2次創作で〜す(^^ゞ
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