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第二章 神を失った世界 第3話
08.06.18
フロンは枕に頭を埋めて静かに息をしていた。ドアの取っ手を触る金属の音が聞こえてきた。開いたドアの隙間から細長い光が部屋の床を横切っている。幼い少年のフロンは息もできないぐらい震えていた。 いま部屋を歩いて近づいてくる者からは脅威や殺気が漂っている。
第二章 神を失った世界 第2話
08.06.18
「…なんていうやかまし屋だ」 エドウィンの不満そうな呟きはタスカーにまで聞こえたようだった。彼女は眉を上の方に上げて見せたが、すぐ笑顔を戻した。
第二章 神を失った世界 第1話
08.06.04
「習慣って恐ろしいものですね。もうあなたも私も知っているのに。私達の祈りを聞いてくれる方はもう誰もいないということを…」 同じことを考えていたトリアンも頷いた。
第一章 救援の重さ 第12話
08.06.04
「どんな話しを聞いたとしても私はデル・ラゴスの聖騎士です。私は私の剣に全てをかけて全ヒューマン守る神ロハへの忠誠を誓いました。」 エドウィンはまだ治っていない体を動いて立ち上がった。
第一章 救援の重さ 第11話
[1]
08.05.21
「遅かろうが早かろうが、この大陸は戦争に巻きこまれるでしょう。もうこの大陸は混沌の気運に包まれています。いずれ私達はモンスターにではなく、お互いに向かって剣を振るうことになるかもしれません。ご存知ですよね、軍の部隊を率いるお方ですから。」 フロンの顔から徐々に笑みが消えた。真剣な顔になったダークエルフ青年の目が光った。
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